Tempo di Musicaの誕生

    《 Tempo di Musica 》の原型を考えるようになったのはいつからだろう? プレイヤーである私は、音大を卒業した頃から「コンサートはどうやって作られ、どのようにしてお客さんに足を運んでもらい、自分はステージに上がることが出来るのか」ということに興味がありました。 依頼された仕事・・・特にオケの仕事は「本番当日に指定された会場に行き、指定された曲を演奏する」ということが仕事内容なので、コンサートがどのような主旨で企画されたかは知らないものがほとんど。 「演奏者」に徹することがお仕事です。 自主公演をやるようになってから、お客様の『顔』が見えるようになりました。 顔が見えるようになったら、今度はお客様との『距離』を縮めたくなりました。 プレイヤーがその時できる最高の演奏をするために努力することは当然です。 練習することは勿論、作曲家について調べたり、色んな演奏を聴いたり… ただ、演奏家だけでは最高の演奏を引き出せない場合があります。 聞いてくださるお客様の視線やぬくもり、演奏する場所の響きや雰囲気。 これら全てのものが一体となり、初めて「コンサート」は完成します。 有名な大きなホールに行けば色々なコンサートを聴くことが出来ます。 ですが、私は演奏家とお客様がもっと身近な距離で、普段の生活にちょっとした幸せを届けられるような音楽空間を作っていきたいと思っています。 これからどのようにTempo di Musicaが展開していくのか、私自身とても楽しみです。 色々な場所で皆さんに音楽が届けられるよう頑張ります! Tempo di Musica、応援よろしくお願いします。

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